佐伯 啓思
(さえき・けいし)
1949年、奈良生。思想家。京都大学特任教授。雑誌『ひらく』(A&F社)監修。主な著書に『隠された思考』(ちくま学芸文庫、サントリー学芸賞受賞)、『「アメリカニズム」の終焉:シヴィック・リベラリズム精神の再発見へ』(中公新書、2014年)、『イデオロギー/脱イデオロギー』(岩波書店、1995年)、『現代日本のリベラリズム』(講談社、1996年、読売論壇賞受賞)、『「市民」とは誰か:戦後民主主義を問いなおす』(PHP新書1997年)、『倫理としてのナショナリズム:グローバリズムの虚無を超えて』(NTT出版、2005年)、『日本の愛国心:序説的考察』(NTT出版、2008年)、『自由と民主主義をもうやめる』(幻冬舎新書、2008年)、『西田幾多郎:無私の思想と日本人』(新潮新書、2014年)、『さらば、資本主義』(新潮新書、2015年)、『経済成長主義への訣別』(新潮選書、2017年)、『「保守」のゆくえ』(中公新書ラクレ、2018年)、『近代の虚妄:現代文明論序説』(東洋経済新報社、2020年)、『死に方論』(新潮選書、2021年)など。
苅部 直
(かるべ・ただし)
1965年、東京都生。東京大学教授。専門は日本政治思想史。著書に、『光の領国 和辻哲郎』(創文社、1995年/岩波現代文庫、2010年)、『丸山眞男―リベラリストの肖像』(岩波新書、2006年。サントリー学芸賞)、『移りゆく「教養」(日本の”現代”)』(NTT出版、2007年)、『鏡のなかの薄明』(幻戯書房、2010年。毎日書評賞)、『歴史という皮膚』(岩波書店、2011年)、『政治学(ヒューマニティーズ)』(岩波書店、2012年)、『安部公房の都市』(講談社、2012年)、『秩序の夢:政治思想論集』(筑摩書房、2013年)、『物語岩波書店百年史3―「戦後」から離れて』(岩波書店、2013年)、『「維新革命」への道:「文明」を求めた十九世紀日本』(新潮選書、2017年)、『日本思想史への道案内』(NTT出版、2018年)、『日本思想史への名著30』(ちくま新書、2018年)、『基点としての戦後―政治思想史と現代』(千倉書房、2020年)など。
会田 弘継
(あいだ・ひろつぐ)
1951年、埼玉県生。関西大学客員教授。共同通信論説委員長。専門はアメリカ思想史。著書に、『戦争を始めるのは誰か―湾岸戦争とアメリカ議会』(講談社現代新書、1994年)、『追跡・アメリカの思想家たち』(新潮選書、2008年。増訂版、中公文庫、2016年)、『アメリカのグローバル戦略とイスラム世界』(明石書店、2009年)、『オバマのアメリカ・どうする日本−日本のヒューマンパワーで突破せよ!』(三和書籍、2009年)、『メディア環境の変化と国際報道』(編著。新聞通信調査会、2012年)、『世界論(プロジェクト・シンジケート叢書)』(共著。土曜社、2014年)、『秩序の喪失(プロジェクト・シンジケート叢書)』(共著。土曜社、2015年)、『世界から読む漱石「こころ」』(共著。勉誠出版、2016年)、『トランプ現象とアメリカ保守思想』(左右社、2016年)、『入門トランプ政権』(共著。共同通信社、2016年)、『破綻するアメリカ』(岩波現代全書、2017年)、『政治コミュニケーション概論』(共著。ミネルヴァ書房、2021年) 『世界の知性が語る「特別な日本」』(新潮新書、2021年)など。
河野 有理
(こうの・ゆうり)
1979年東京生。日本政治思想史家。法政大学教授。東京大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。専攻:政治学・日本政治思想史。主な著書に、『明六雑誌の政治思想』(東京大学出版会)、『田口卯吉の夢』(慶應義塾大学出版会)、『偽史の政治学:新日本政治思想史』(白水社)、『近代日本政治思想史:荻生徂徠から網野善彦まで』(編著、ナカニシヤ出版)など。2006年、日本思想史学会奨励賞を受賞。『Voice』、『中央公論』などの月刊誌で健筆を振るう。
與那覇 潤
(よなは・じゅん)
1979年生、神奈川県出身。評論家。専門は日本近代史。著書に、『翻訳の政治学――近代東アジア世界の形成と日琉関係の変容』(岩波書店、2009年)、『帝国の残影――兵士・小津安二郎の昭和史』(NTT出版、2011年)、『中国化する日本――日中「文明の衝突」一千年史』(文藝春秋、2011年/文春文庫、2014年)、『史論の復権――與那覇潤対論集』(共著、新潮新書、2013年)、『「日本史」の終わり――変わる世界、変われない日本人』(共著、PHP研究所、2012年/PHP文庫、2015年) 、『日本の起源』(共著、太田出版、2013年)、『日本人はなぜ存在するか』(集英社インターナショナル、2013年/集英社文庫、2018年)、『知性は死なない――平成の鬱をこえて』(文藝春秋、2019年/文春文庫、2021年)、『歴史がおわるまえに』(共著、亜紀書房、2019年)、『荒れ野の六十年――東アジア世界の歴史地政学』(勉誠出版、2020年)、『心を病んだらいけないの?――うつ病社会の処方箋』(共著、新潮選書、2020年)、『歴史なき時代に――私たちが失ったもの 取り戻すもの』(朝日新書、2020年)、『平成史――昨日の世界のすべて』(文藝春秋、2021年)など。
施 光恒
(せ・てるひさ)
1971年生、福岡県出身。九州大学教授。専門は政治理論・政治哲学。著書に、『リベラリズムの再生–可謬主義による政治理論』(慶應義塾大学出版会、2003年)、『ナショナリズムの政治学–規範理論への誘い』(共編著。ナカニシヤ出版、2009年)、『「知の加工学」事始め‐受容し、加工し、発信する日本の技法‐』(共編著。編集工房球、2011年)、『まともな日本再生会議:グローバリズムの虚妄を撃つ』(共著。アスペクト、2013年)、『英語化は愚民化 日本の国力が地に落ちる』(集英社新書、2015年)、『本当に日本人は流されやすいのか』(角川新書、2018年)、など。
古川 雄嗣
(ふるかわ・ゆうじ)
1978年三重県生。京都大学文学部および教育学部卒業。同大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。現在、北海道教育大学旭川校准教授。専攻:教育哲学・道徳教育。著書に、『偶然と運命――九鬼周造の倫理学』(ナカニシヤ出版、2015年)、『看護学生と考える教育学――「生きる意味」の援助のために』(ナカニシヤ出版、2016年)、『反「大学改革」論――若手からの問題提起』(共著。ナカニシヤ出版、2017年)、『大人の道徳――西洋近代思想を問い直す』(東洋経済新報社、2018年)、『道徳教育はいかにあるべきか―歴史・理論・実践』(共著。ミネルヴァ書房、2021年)など多数。
片山 杜秀
(かたやま・もりひで)
1963年、宮城県生。慶応義塾大学法学部教授。専門は政治思想史。著書に、『近代日本の右翼思想』(講談社メチエ、2007年)、『片山杜秀の本(1)音盤考現学』(アルテスパブリッシング、2008年)、『片山杜秀の本(2)音盤博物誌』(アルテスパブリッシング、2008年)、『片山杜秀の本(3)クラシック迷宮図書館』(アルテスパブリッシング、2010年)、『日本思想という病』(共著、光文社、2010年)、『片山杜秀の本(4)続クラシック迷宮図書館:音楽月評2004-2010』(アルテスパブリッシング、2010年)、『片山杜秀の「ヤブを睨む」コラム大全 ゴジラと日の丸』(文藝春秋、2010年)、『片山杜秀の本(5)線量計と機関銃』(アルテスパブリッシング、2012年)、『未完のファシズム:「持たざる国」日本の運命』(新潮選書、2012年)、『国の死に方』(新潮新書、2012年)、『片山杜秀の本(6)現代音楽と現代政治』(アルテスパブリッシング、2013年)、『クラシックの核心:バッハからグールドまで』(河出書房新社、2014年)、『片山杜秀の本(7)大東亜共栄圏とTPP』(アステルパブリッシング、2015年)、『宣伝的人間の研究 ゲッベルス』(共著、文遊社、2015年)、『見果てぬ日本:司馬遼太郎・小津安二郎・小松左京の挑戦』(新潮社、2015年)、『大学入試問題で読み解く:「超」世界史・日本史』(文春新書、2016年)、『近代天皇論:「神聖」か、「象徴」か』(共著、集英社新書、2017年)、『「五箇条の御誓文」で解く日本史』(NHK出版新書、2018年)、『現代語訳 近代日本を形作った22の言葉 五箇条の御誓文から日本国憲法まで』(共著、朝日新聞出版、2018年)、『ベートーヴェンを聴けば世界史がわかる』(文春新書、2018年)、『平成精神史:天皇・災害・ナショナリズム』(幻冬舎新書、2018年)、『音楽放浪記世界之巻』(ちくま文庫、2019年)、『鬼子の歌:偏愛音楽的日本近現代史』(講談社、2019年)、『歴史という教養』(河出新書、2019年)、『新冷戦時代の超克』(新潮新書、2019年)、『現代に生きるファシズム』(共著、小学館新書、2019年)、『平成音楽史』(共著、アステルパブリッシング、2019年)、『平成史』(共著、小学館文庫、2019年)、『革命と戦争のクラシック音楽史』(NHK出版新書、2019年)、『皇国史観』(文春新書、2020年)、『これからの天皇制:令和からその先へ』(共著、春秋社、2020年)、『尊王攘夷:水戸学の四百年』(新潮選書、2021年)
井上 義和
(いのうえ・よしかず)
1973年、長野県生。帝京大学教授。専門は教育社会学。著書に、『ラーニング・アロン 通信教育のメディア学』(共編。新曜社、2008年)、『日本主義と東京大学 昭和期学生思想運動の系譜』(パルマケイア叢書、柏書房、2008年)、『日本主義的学生思想運動資料集成 2(書籍・パンフレット篇)』(共改題。柏書房、2008年)、『未来の戦死に向き合うためのノート』(創元社、2019年)、『特攻文学論』(創元社、2021年)。
先崎 彰容
(せんざき・あきなか)
1975年生、東京都出身。日本大学教授。専門は日本思想史。著書に、『個人主義から〈自分らしさ〉へ 福沢諭吉・高山樗牛・和辻哲郎の「近代」体験』(東北大学出版会、2010年)、『高山樗牛 美とナショナリズム』(論創社、2010年)、『ナショナリズムの復権』(ちくま新書、2013年)、『アフター・モダニティ 近代日本の思想と批評』(共著。北樹出版、2014年)、『違和感の正体』(新潮新書、2016年)、『福沢諭吉 「文明論之概略」 〈ビギナーズ 日本の思想〉』(現代語訳・解説。角川ソフィア文庫、2017年)、『未完の西郷隆盛 日本人はなぜ論じ続けるのか』(新潮選書、2017年)『維新と敗戦――学びなおし近代日本思想史』(晶文社、2018年)、『バッシング論』(新潮新書、2019年)、『NHK 100分de名著 吉本隆明 共同幻想論―戦後、最も難解な本に挑む』(NHK出版、2020年)、『鏡の中のアメリカ 分断社会に映る日本の自画像』(亜紀書房、2020年)、『国家の尊厳』(新潮新書、2021年)、『中江兆民「三酔人経綸問答」〈ビギナーズ 日本の思想〉』(現代語訳・解説。角川ソフィア文庫、2021年)。
貝塚 茂樹
(かいづか・しげき)
1963年、茨城県生。武蔵野大学教授。専門は日本教育史。著書に、『道徳教育を学ぶための重要項目100』(共編著、教育出版 2016年)、『天野貞祐―道理を信じ、道理に生きる』(ミネルヴァ書房〈ミネルヴァ日本評伝選〉、2017年)、『「考え、議論する道徳」の指導法と評価』(共編著、教育出版、2017年)、『「考え、議論する道徳」を実現する!』(共著、図書文化、2017年)、『戦後日本教育史』(放送大学教育振興会、2018年)、『教育課程を学ぶ』(共編著、ミネルヴァ書房、2019年)、『戦後日本と道徳教育ー教科化・教育勅語・愛国心』(ミネルヴァ書房、2020年)『新訂 道徳教育の理念と実践』(共編著、放送大学教育振興会、2020年)、『教育の歴史と思想』(共編著、ミネルヴァ書房、2020年)、『道徳教育の理論と方法』(編著、ミネルヴァ書房、2020年)など。
髙宮 正貴
(たかみや・まさき)
1980年、東京都生。大阪体育大学准教授。専門は教育哲学。著書に、『教育原理 (よくわかる!教職エクササイズ①)』(共編者。ミネルヴァ書房、2018年)、『価値観を広げる道徳授業づくり――教材の価値分析で発問力を高める』(北大路書房、2020年)、『道徳教育の理論と方法』(共著。ミネルヴァ書房、2020年)、『J.S.ミルの教育思想――自由と平等はいかに両立するのか』(世織書房、2021年)。
藤井 基貴
(ふじい・もとき)
1975年生。教育哲学者。静岡大学教育学部准教授。同大学現代教育研究所所長。名古屋大学大学院博士課程修了。専攻:教育哲学・道徳教育。名古屋大学高等教育研究センター特任講師を経て、現職。文部科学省中央教育審議会専門委員などを歴任。主な著書に『学問の自由の現代的状況と課題』(共著、岩波書店、2022年)、『自律的思考を促すスポーツ・インテグリティ教育』(編著、静岡学術出版事業部、2021年)、『防災教育』(共著、東京書籍、2021年)、『新道徳教育全集第1巻道徳教育の変遷・展開・展望』(共著、学文社、2021年)、『道徳教育はこうすれば<もっと>おもしろい:未来を拓く教育学と心理学のコラボレーション』(共著、北大路書房、2019年)など。
松田 太希
(まつだ・たいき)
1988年生、岡山県出身。「暴力問題相談センター」として教育及びスポーツ指導に関する相談を受け付けている。専門は暴力論・教育哲学・スポーツ哲学。著書に『はじめて学ぶ体育・スポーツ哲学 』(共著、みらい、2018年)、『体罰・暴力・いじめ-スポーツと学校の社会哲学 』(青弓社、2019年)、『部活動の論点-「これから」を考えるヒント 』(共著、旬報社、2019年)、Somaesthetics and the Philosophy ofCulture: Projects in Japan(共著、Routledge、2021)。
山田 真由美
(やまだ・まゆみ)
1989年岐阜県生。慶應義塾大学大学院社会学研究科教育学専攻博士単位取得退学。博士(教育学)取得。専攻:教育哲学、教育思想史、道徳教育。現在、北海道教育大学札幌校准教授。主な著書に、『教育の哲学・歴史』(共著、学文社、2017年)、『道徳教育の理論と方法』(共著、ミネルヴァ書房、2020年)、『道徳教育はいかにあるべきか 歴史・理論・実践』(共著、ミネルヴァ書房、2021年)、『諸外国の道徳教育の動向と展望(新道徳教育全集第2巻)』(共著、学文社、2021年)など。日本道徳教育学会奨励賞(2016年)、教育思想史学会奨励賞(2016年)、教育哲学会奨励賞(2018年)などを受賞。
NiXoN
(にくそん)
1994年生まれ。京都市立芸術大学美術学部(彫刻専攻)卒業。アイドル活動(菩薩行)や禅道場での修養生活などを経て、筑波大学大学院哲学・思想専攻にて宗教学を専修。修士(文学)。フリーイラストレーターとして活動しながら、学術/芸術/宗教を融通することの可能性を探っている。ホームページ: https://mdrm.world
磯野 真穂
(いその・まほ)
長野県生。
慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科研究員。
専門は文化人類学、医療人類学。
著書に『なぜふつうに食べられないのか――拒食と過食の文化人類学』、『医療者が語る答えなき世界――「いのちの守り人」の人類学』、『ダイエット幻想――やせること、愛されること』(共著)、『急に具合が悪くなる』(宮野真生子氏との共著)。
三牧 聖子
(みまき・せいこ)
高崎経済大学経済学部国際学科准教授。
専門は国際関係論、外交史、平和研究、アメリカ研究。
著書に『戦争違法化運動の時代-「危機の20年」のアメリカ国際関係思想』、『論点・西洋史学』 (共著)、『競合する歴史認識と歴史和解』 (共著)、『グローバル・ガバナンス学』(共著)、『戦争と戦争のはざまで : E・H・カーと世界大戦』(翻訳)、『歴史のなかの国際秩序観』 (共著)、など。
宇野 重規
(うの・しげき)
東京都生。東京大学教授。政治学者。専門は政治思想史・政治哲学。
著書に『民主主義を信じる』、『民主主義とは何か』、『未来をはじめる 「人と一緒にいること」の政治学』、『保守主義とは何か――反フランス革命から現代日本まで』、『政治哲学的考察――リベラルとソーシャルの間』、『西洋政治思想史』、『民主主義のつくり方』、『〈私〉時代のデモクラシー』、『トクヴィル――平等と不平等の理論家』(サントリー学芸賞)、『政治哲学へ――現代フランスとの対話』、『デモクラシーを生きる――トクヴィルにおける政治の再発見』など。
入野 貴幸
(いりの・たかゆき)
東海大学体育学部卒業。
東海大学付属諏訪高等学校で保健体育科教諭、バスケットボール部顧問。
寮監の経験も(約10年)。
U-18日本代表AC。
東海大学大学院修士課程在籍中。
J.デューイの教育哲学にもとづき、運動部活動の教育的意義やそのあり方についての研究にも取り組む。
髙尾 尚平
(たかお・しょうへい)
日本体育大学大学院修了。日本体育大学助教。
スポーツ指導における暴力の意味に関する哲学的研究を出発点とし、暴力を乗り越えるための倫理や人間の生成・変容にかかわる原理を探究。高校バスケ部での指導経験も豊富(2012年から8年間)。著書に『大学体育・スポーツ学への招待』。
生澤 繁樹
(いざわ・しげき)
名古屋大学教育発達科学研究科准教授。専門は教育学。
著書に『共同体による自己形成 教育と政治のプラグマティズムへ』、『道徳教育論 改訂版 』(分担執筆)『教育のリーダーシップとハンナ・アーレント 』(共訳)、『教育哲学のデューイ─連環する二つの経験─』(分担執筆)、『道徳教育 』(分担執筆)、『政治において正しいとはどういうことか─ポスト基礎付け主義と規範の行方─ 』(分担執筆)、『教育経営論 』(分担執筆)、『教育思想事典 増補改訂版 』(分担執筆)、『批判的教育学事典 』(共訳)、『未来をつかむ学級経営─学級のリアル・ロマン・キボウ─ 』(分担執筆)など。
津田 大介
(つだ・だいすけ)
東京都生。ジャーナリスト、メディア・アクティビスト、ポリタス編集長、ポリタスTVキャスター、大阪経済大学情報社会学部客員教授。
著書に『メディアの仕組み』、『Tweet&Shout』、『ウェブで政治を動かす!』、『動員の革命』、『情報の呼吸法』、『Twitter社会論』、『誰が「音楽」を殺すのか?』
福嶋 亮大
(ふくしま・りょうた)
批評家、立教大学准教授。1981年京都府生。
京都大学文学部中国文学科卒業。博士(文学)。
著書に、『神話が考える:ネットワーク社会の文化論』(青土社、2010年)、『復興文化論:日本的創造の系譜』(青土社、2013年、サントリー学芸賞受賞)、『厄介な遺産:日本近代文学と演劇的想像力』(青土社、2016年、やまなし文学賞受賞)、『辺境の思想:日本と香港から考える』(共著、文藝春秋、2018年)、『百年の批評:近代をいかに相続するか』(青土社、2019年)、『ハロー、ユーラシア21世紀「中華」圏の政治思想』(講談社、2021年)。2019年早稲田大学坪内逍遥奨励賞受賞。
佐藤 一進
(さとう・たかみち)
岩手県生。神戸学院大学法学部准教授。
専門は政治思想史。
著書に『保守のアポリアを超えて:共和主義の精神とその変奏』、『共和主義ルネサンス』(共著)、『ナショナリズムの政治学』(共著)、『現代社会論のキーワード』(共著)など。
中 真生
(なか・まお)
東京都生。神戸大学大学院人文学研究科准教授。
専門は哲学・倫理学。
著書に『生殖する人間の哲学』、『哲学への誘い』(共著)、『悪と暴力の倫理学』(共著)など。
飯山 陽
(いいやま・あかり)
1976年東京生。イスラム思想研究者。アラビア語通訳。麗澤大学国際問題研究センター客員教授。上智大学卒業。東京大学大学院イスラム学専門分野博士単位取得。博士(文学)。
著書に『イスラム教再考』(扶桑社新書)、『イスラム教の論理』(新潮新書)、『イスラム2.0』(河出新書)、『エジプトの空の下』(晶文社)、『中東問題再考』(扶桑社新書)、『愚か者!』(WAC)など。『ニューズウィーク日本版』、『産経新聞』、『経済界』、『月刊Hanada』などで好評連載中。
ジェイソン・モーガン
1977年アメリカ合衆国ルイジアナ州生まれ。ウィスコンシン大学大学院歴史学科博士課程修了、Ph.D。専門は日本法制史、麗澤大学准教授。
著書に、『歴史バカの壁』(育鵬社)、『リベラルに支配されたアメリカの末路』(ワニブックス)、Law and Society in Imperial Japan: Suehiro Izutarō and the Search for Equity(Cambria Press)など。
綿野恵太
(わたの・けいた)
1988年生。出版社勤務を経て、現在、評論家として活躍中。 主著に、『みんな政治でバカになる』(晶文社、2021)、『「差別」はいけないとみんないうけれど。』(2019年、平凡社)など。 詩と批評『子午線』同人。 『現代ビジネス』、『現代詩手帖』、『映画芸術』、『表現者クライテリオン』などに寄稿。
佐藤 卓己
(さとう・たくみ)
1960年生。社会学者。歴史学者。専攻:メディア論・メディア史。現在、京都大学教授。
『『キング』の時代 国民大衆雑誌の公共性』(岩波書店、――2003年)でサントリー学芸賞、『言論統制 情報官・鈴木庫三と教育の国防国家』(中公新書、――2005年)で吉田茂賞、『ファシスト的公共性 総力戦体制のメディア学』(――2018年)で毎日出版文化賞を、それぞれ受賞。その他の著書に、『大衆宣伝の神話 マルクスからヒトラーへのメディア史』(弘文堂――、1992年)、『八月十五日の神話 終戦記念日のメディア学』(ちくま新書、――2005年)、『世論と世論 日本的民意の系譜学』(新潮選書、――2008年)、『メディア論の名著30』(ちくま新書、2020年)など多数。
浜 由樹子
(はま・ゆきこ)
上智大学外国語学部卒業。津田塾大学大学院国際関係学研究科博士課程単位取得退学。津田塾大学助教、ハーバード大学デービスロシア・ユーラシア研究センター客員研究員を経て、現在、静岡県立大学国際関係学部准教授。専攻:国際政治学・国際関係史・ロシア地域研究。2010年、ロシア・東欧学会研究奨励賞受賞。
主著に、『ユーラシア主義とは何か』(成文社、2010年)『トゥラン主義とその時代』(津田塾大学国際関係研究所、2011年)、『米ソ映画にみる「文化冷戦」』(津田塾大学国際関係研究所、2017年)など、共著に、木村汎・袴田茂樹編著『アジアに接近するロシア』(北海道出版会、2007年)、塩川伸明ほか『ユーラシア主義』(第1巻、東京大学出版会、2012年)など。
松岡 亮二
(まつおか・りょうじ)
早稲田大学准教授。専門は教育社会学・教育政策学。
著書に『教育格差(ちくま新書)』、(共)編著に『教育論の新常識(中公新書ラクレ)』と『現場で使える教育社会学:教職のための「教育格差」入門』(編著)。
立石 洋子
(たていし・ようこ)
1980年生。香川大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。成蹊大学法学部助教を経て、現在同志社大学グローバル地域文化学部准教授。専攻:政治学(ロシア・旧ソ連地域)。ロシア東欧学会研究奨励賞受賞。著書に、『国民統合と歴史学:スターリン期ソ連における「国民史」論争』(学術出版会、2011年)、『スターリン時代の記憶:ソ連解体後ロシアの歴史認識論争』(慶應義塾大学出版会、2020年)、『教養としての政治学入門』(共著、成蹊大学法学部編、ちくま新書、2019年)など。訳書にイワン・クラステフ『模倣の罠:自由主義の没落』(中央公論新社、2021年)、ユーリー・コスチャショーフ『創造された「故郷」:ケーニヒスべルクからカリーニングラードへ』(岩波書店、2019年)など。
白井 聡
(しらい・さとし)
1977年、東京都生。思想史家、政治学者。京都精華大学准教授。早稲田大学政治経済学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得。博士(社会学)。著書に『未完のレーニン:〈力〉の思想を読む』(講談社、2007年、講談社学術文庫、2021年)、『永続敗戦論:戦後日本の核心』(太田出版、2013年)、『増補新版「物質」の蜂起を目指して:レーニン、「力」の思想』(作品社、2015年)、『国体論:菊と星条旗』(集英社新書、2018年)、『武器としての「資本論」』(東洋経済新報社、2020年)、『長期腐敗体制』(角川新書、2022年)など多数。『永続敗戦論:戦後日本の核心』(講談社+α文庫、2016年)で第4回いける本大賞、第35回石橋湛山賞、第12回角川財団学芸賞を受賞。2022年8月、望月衣塑子氏との対談本『日本解体論』(朝日新書)を刊行。
山内 翔太
(やまうち・しょうた)
1990年生。九州大学文学部卒業後、京都大学大学院文学研究科思想文化学専攻宗教学専修にて氣多雅子教授・杉村靖彦准教授(当時)の指導を仰ぎ、修士号取得。専攻:フランス哲学、宗教哲学。現在、甲南大学非常勤講師。主な著書・論文に、「優美と英雄:ラヴェッソンの目的論と神論」(『宗教哲学研究』第35号)、「潜在的本能としての道徳と宗教:ベルクソンにおける「閉じたもの」について」(『西日本哲学年報』第25号)、「裂開する唯心論:ラヴェッソンとの比較から見たベルクソン」(『宗教学研究室紀要』第12号)、「道徳教育の中の宗教:「宗教」概念の揺動と「京都学派」」(共著『道徳教育はいかにあるべきか:歴史・理論・実践』、ミネルヴァ書房)など。『現代フランス哲学入門』(ミネルヴァ書房)、『総特集 九鬼周造』(青土社)、『ベルクソン『物質と記憶』を再起動する』(書肆心水)などで分担執筆・解説・翻訳。山内雁琳として『正論』、『情況』、『時事評論石川』など論壇誌にも寄稿。
泉 健太
(いずみ・けんた)
1974年北海道札幌市生まれ、石狩市育ち。立命館大学法学部に進学し、関西学生弁論討論交流会会長、全日本学生弁論交流会会長を務めた。25歳の時に地盤・看板・鞄ナシで国政出馬。2003年、29歳の時に、第43回衆議院議員総選挙に京都3区から出馬し、初当選。2009年9月に発足した鳩山由紀夫内閣で内閣府大臣政務官に就任。2017年11月、希望の党の国対委員長に就任。2018年5月、民進党と希望の党の合流により結成された国民民主党に参加し、国対委員長に就任。9月、同政務調査会長に就任。2020年9月、立憲民主党政務調査会長に就任。2021年11月、立憲民主党代表に就任。
森川 輝一
(もりかわ・てるかず)
京都大学教授。専門は西洋政治思想史。
著書に『<始まり>のアーレント――「出生」の思想の誕生』、『アーレントと二〇世紀の経験』(分担執筆)、『アーレントと実存思想 実存思想論集XXXII』(分担執筆)、『講義 政治思想と文学』(分担執筆)、『講義 政治思想と文学』(共編者)、『政治概念の歴史的展開・第八巻』(分担執筆)、『岩波講座 政治哲学5』(分担執筆)、『教養としての応用倫理学』(分担執筆)、『支える――連帯と再分配の政治学』(分担執筆)、『政治概念の歴史的展開』(分担執筆)、『二十世紀の政治思想家たち』(共著)など。
星山 京子
(ほしやま・きょうこ)
1968年、東京生。津田塾大学英文学科卒業。国際基督教大学大学院比較文化研究科博士後期課程修了。博士(学術)。専攻:近世日本思想史。2012〜13年、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院研究員。現在、兵庫県立大学准教授。著書に『徳川後期の攘夷思想と「西洋」』(風間書房、2003年)、『日本とロシア:イメージを通して見るナショナル・アイデンティティ』(共著、サンクトペテルブルク東洋学出版、2004年、ロシア語)、『方法としての国学:江戸後期・近代・戦後』(共編著、北樹出版、2016年)、『日本思想史ハンドブック』(共著、新書館、2008年)、『江戸社会と国学:原郷への回帰』(共訳書、ぺりかん社、1999年)など。最新の論文に「平田国学:「和魂」と「異端」のパワー」(『ひらく』第6号、2021年12月)など。
グレンコ・アンドリー
1987年ウクライナ・キーウ生。国際政治学者。
早稲田大学への語学留学を経て、キーウ国立大学日本語専攻卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程単位取得。著書に『プーチン幻想』(PHP新書)、『NATOの教訓』(PHP新書)、『ウクライナ人だから気づいた日本の危機』(育鵬社)、『日本を取り巻く無法国家のあしらい方』(育鵬社)がある。『Voice』、『正論』など月刊誌で健筆を振るう。
駒込 武
(こまごめ・たけし)
1962年東京駒込生。教育学者。東京大学大学院博士課程修了後、お茶の水女子大学助教授を経て、現在、京都大学大学院教育学研究科教授。「「稼げる」大学法案の廃案を求める大学横断ネットワーク」呼びかけ人。専門は植民地教育史・台湾近現代史。博士(教育学・東京大学)。主な著書に、『植民地帝国日本の文化統合』(岩波書店、1996年)、『世界史のなかの台湾植民地支配:台南長老教中学校からの視座』(岩波書店、2015年)など。編著に『日本の植民地支配:肯定・賛美論を検証する』(岩波ブックレット、2001年)、『「私物化」される国公立大学』(岩波ブックレット、2021年)など多数。
板橋 勇仁
(いたばし・ゆうじん)
1971年東京生。上智大学大学院哲学研究科博士課程修了。博士(哲学)取得。日本学術振興会特別研究員を経て、現在、立正大学教授。西田哲学会理事、日本ショーペンハウアー学会理事、比較思想学会理事など。専攻:哲学。主な著書に『西田哲学の論理と方法 徹底的批評主義とは何か』(法政大学出版局、2004年)、『歴史的現実と西田哲学 絶対的論理主義とは何か』(法政大学出版局、2008年)、『底無き意志の系譜 ショーペンハウアーと意志の否定の思想』(法政大学出版局、2016年)、『こわばる身体がほどけるとき いま読む!名著シリーズ 西田幾多郎『善の研究』を読み直す』(現代書館、2021年)、『ショーペンハウアー読本』(共著、法政大学出版局、2007年)、『渦動する象徴 田辺哲学のダイナミズム』(共著、晃洋書房、2021年)など。
呉座 勇一
(ござ・ゆういち)
1980年東京生。歴史学者。信州大学特任助教。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専攻:日本中世史。主な著書に、ベストセラーとなった『応仁の乱』(中公新書、2016年、書店新風賞特別賞受賞)の他、『一揆の原理』(洋泉社、2012年)、『戦争の日本中世史』(新潮選書、2014年、角川財団学芸賞受賞)、『陰謀の日本中世史』(角川新書、2018年)、『日本中世への招待』(朝日新書、2020年)、『頼朝と義時』(講談社現代新書、2021年)など。最新刊に、『戦国武将、虚像と実像』(角川新書、2022年)など。
野原 慎司
(のはら・しんじ)
1980年、大阪府生。東京大学大学院経済学研究科准教授。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)。専攻:経済思想、経済理論、経済学史。主な著書に、『アダム・スミスの近代性の根源:市場はなぜ見出されたのか』(京都大学学術出版会、2013年)、Commerce and strangers in Adam Smith(Springer,2018)、『戦後経済学史の群像:日本資本主義はいかに捉えられたか』(白水社、2020年)、共著に、『徳・商業・文明社会』(京都大学学術出版会、2015年)、『反マキャベリ論』(京都大学学術出版会、2016年)、War in the history of economicthougt:economists and the question of war(Routledge,2017)など。共訳に『啓蒙とはなにか:忘却されたもの 光 の哲学』(ジョン・ロバートソン著)など。
月島 さくら
(つきしま・さくら)
1993年東京生。セクシー女優。フォーティーフォーマネジメント所属。2018年、AVデビュー。AVの適正化をめぐる問題について積極的に発言し、先般国会にて可決・成立したAV新法(AV出演被害防止・救済法)に対しては、AV新法改正を呼びかける署名運動「女優・男優・スタッフが働きやすい「AV新法」にしてください」共同発起人となる。六本木レッドドラゴンにも在籍。本年5月11日に、写真集『月島さくら「兄貴の巨乳妻」人妻ヌード写真集』(出版社:エゴちゃん)を発売。人気セクシー女優として活躍中。
島田 洋一
(しまだ・よういち)
1957年大阪府生。国際政治学者。福井県立大学教授。京都大学法学部卒業。京都大学大学院法学研究科政治学専攻修了。京都大学法学部助手、文部省教科書調査官を経て、2003年より現職。国家基本問題研究所評議員・企画委員。北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会副会長。産経新聞「正論」コラムニスト。主な著書に『アメリカ・北朝鮮抗争史』(文春新書、2003年)、『3年後に世界が中国を破滅させる:日本も親中国家として滅ぶのか』(ビジネス社、2020年)、『アメリカ解体:自衛隊が単独で尖閣を防衛する日』(ビジネス社、2021年)など。
大木 聖子
(おおき・さとこ)
1978年生。地球科学者。慶應義塾大学環境情報学部(SFC)准教授。東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了。博士(理学)。専攻:地震学、災害情報、防災教育。日本学術振興会海外特別研究員としてカリフォルニア大学サンディエゴ校スクリプス海洋学研究所に在籍、東京大学地震研究所助教を経て、現職。2012年、第59回産経児童出版文化賞JR賞受賞、科学ジャーナリスト賞入選、2020年、日本安全教育学会優秀実践賞受賞。主な著書に、『超巨大地震に迫る:日本列島で何が起きているのか』(纐纈一起との共著、NHK出版新書、2011年)、『地球の声に耳をすませて』(くもん出版、2011年)など。
望月 衣塑子
(もちづき・いそこ)
1975年、東京都生。ジャーナリスト。東京新聞社会部記者。慶應義塾大学法学部卒業。東京・中日新聞に入社。東京地検特捜部などを担当。経済部などを経て、現在、社会部遊軍記者。2017年、第23回平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞、2017メディアアンビシャス賞特別賞受賞。2019年、同氏のジャーナリストとしての活動を追ったドキュメンタリー映画『i-新聞記者ドキュメント』(監督:森達也)公開。著書に『武器輸出と日本企業』(角川新書、2016年)、『新聞記者』(角川新書、2017年)、『報道現場』(角川新書、2021年)など。2022年8月に白井聡氏との対談本『日本解体論』(朝日新書)を刊行。
御田寺 圭
(みたでら・けい)
文筆家・ラジオパーソナリティ。「テラケイ」「白饅頭」名で、批評家として活躍。スタジオジブリ発行の雑誌『熱風』に連載。『現代ビジネス』、『プレジデントオンライン』、『BLOGOS』等で健筆を振るう。ラジオパーソナリティとして、文化放送の「田村淳のニュースCLUB」などに出演。著書に『矛盾社会序説 その「自由」が世界を縛る』(イースト・プレス)。話題の新刊に『ただしさに殺されないために 声なき者への社会論』(大和書房、2022年)。
細谷 雄一
(ほそや・ゆういち)
1971年、千葉県生。国際政治学者。慶應義塾大学教授。専攻:政治学、国際関係論、イギリス外交史、日本外交。イギリス・バーミンガム大学大学院修士課程修了。慶應義塾大学大学院博士課程修了。博士(法学)。プリンストン大学客員研究員、パリ政治学院客員教授など歴任。国家安全保障局顧問なども務める。主な著書に、『戦後国際秩序とイギリス外交:戦後ヨーロッパの形成1945―51』(創文社、2001年、サントリー学芸賞受賞)、『外交による平和:アンソニー・イーデンと20世紀の国際政治』(有斐閣、2005年、政治研究櫻田会奨励賞受賞)、『倫理的な戦争:トニー・フレアの栄光と挫折』(慶應義塾大学出版会、読売・吉野作造賞受賞)、『国際秩序:18世紀ヨーロッパから21世紀アジアへ』(中公新書、2012年)、『歴史認識とは何か【戦後史の解放1】』(新潮選書、2015年)、『自主独立とは何か:前編【戦後史の解放2】』(新潮選書、2018年)、『自主独立とは何か:後編【戦後史の解放2】』(新潮選書、2018年)、『安保論争』(ちくま新書、2016年)、『迷走するイギリス:EU離脱と欧州の危機』(慶応義塾大学出版会、2016年)など。
福田 耕佑
(ふくだ・こうすけ)
1990年、愛媛県生まれ。京都大学文学部非常勤講師。専攻:近現代ギリシア文学史、思想史。京都大学大学院法文学研究科博士課程修了。ギリシア共和国テッサロニキ大学哲学科客員研究員(2019-2021)著書: ギリシア語での著述に「カザンザキスとギリシア性(ο Καζαντζάκης και η Ελληνικότητα),(« Νίκος Καζαντζάκης, Η απω-ανατολική ματιά » (Επιμέλεια Έλενα Αβραμίδου, Ένεκεν, 2019))、主な翻訳に『禁欲(Ασκητική)』(京緑社、2018)がある。
伊藤 亜紗
(いとう・あさ)
1979年、東京都生。美学者。東京工業大学教授。専攻:美学、現代アート。東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究美学芸術学専門分野単位取得退学。博士(文学)。読売新聞読書委員、東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長なども務める。著書に、『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』(水声社、2013年、2021年に講談社学術文庫にて文庫化)、『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社新書、2015年)、『目の見えないアスリートの身体論――なぜ視覚なしでプレイできるのか』(潮新書、2016年) 、『どもる体』(医学書院、2018年)、『記憶する体』(春秋社、2019年。サントリー学芸賞、紀伊國屋じんぶん大賞2020・第8位受賞)、『手の倫理』(講談社選書メチエ、2020年)。またWIRED Audi INNOVATION AWARD 2017、第13回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞(2020)を受賞している。
中野 剛志
(なかの・たけし)
1971年、神奈川県生。評論家。専攻:政治・経済思想。東京大学教養学部卒業。通商産業省(現・経済産業省)入省。エディンバラ大学大学院で優等修士号、博士号を取得。2003年、Nations Nationalism Prize受賞。2012年、山本七平賞奨励賞受賞。京都大学大学院准教授も歴任。主著に『TPP亡国論』(集英社新書)、『日本思想史新論』(ちくま新書)、『富国と強兵:地政経済学序説』(東洋経済新報社)など。著書多数。最新刊に『奇跡の経済教室【大論争編】』(ベストセラーズ)、『奇跡の社会科学』(PHP新書)、マイケル・リンド『新しい階級闘争』(施光恒監訳、東洋経済新報社)「解説」など。
小泉 悠
(こいずみ・ゆう)
1982年、千葉県生。軍事評論家。東京大学先端科学技術研究センター専任講師、信州大学社会基盤研究所特任助教。早稲田大学大学院政治学研究科修了後、外務省国際情報統括官組織専門分析員、ロシア科学アカデミー世界経済国際関係所客員研究員、未来工学研究所特別研究員等を経て、現職。専攻はロシアの安全保障政策・軍事政策。主な著書に『軍事大国ロシア』(作品社、2016年)、『プーチンの国家戦略』(東京堂出版、2016年)、『「帝国」ロシアの地政学』(東京堂出版、2019年、サントリー学芸賞受賞)、『現代ロシアの軍事戦略』(ちくま新書、2021年)、『ウクライナ戦争の200日“(文春新書、2022年)、『ウクライナ戦争』(ちくま新書、2022年)
小谷 賢
(こたに・けん)
1973年、京都生。国際政治学者。日本大学危機管理学部教授。ロンドン大学キングス・カレッジ大学院修了。京都大学大学院博士課程修了。防衛省防衛研究所主任研究官、防衛大学校講師、英国王立防衛安保問題研究所(RUSI)客員研究員等を経て現職。専攻:イギリス政治外交史、インテリジェンス研究。主な著書に、『イギリスの情報外交』(PHP新書、2004年)、『日本軍のインテリジェンス』(講談社メチエ、2007年、山本七平賞奨励賞受賞)、『モサド』(新潮選書、2009年)、『インテリジェンス』(ちくま学芸文庫、2012年)、『インテリジェンスの世界史』(岩波現代全書、2015年)、『日本インテリジェンス史』(中公新書、2022年)など。
藤本 龍児
(ふじもと・りゅうじ)
1976年、山口県生。社会哲学・宗教社会学研究者、帝京大学准教授。京都大学大学院人間・環境学研究科修了。博士(人間・環境学)。主な著書に『アメリカの公共宗教:多元社会における精神性』(NTT出版、2009年)、『「ポスト・アメリカニズム」の世紀:転換期のキリスト教文明』(筑摩選書、2021年)、共著に、『現代社会論のキーワード:冷戦後世界を読み解く』(ナカニシヤ出版)、『宗教と社会のフロンティア:宗教社会学からみる現代日本』(勁草書房)、『宗教と公共空間:見直される宗教の役割』(東京大学出版会)など。訳書にホセ・カサノヴァ「公共宗教を論じなおす」『宗教概念の彼方へ』(法蔵館)など。佐伯啓思監修の言論誌『ひらく』(A &F)の編集協力者。
沼田 和也
(ぬまた・かずや)
1972年生神戸市生まれ。日本基督教団牧師。高校を中退、引きこもり生活を送る。大検を経て受験浪人中の1995年、灘区にて阪神淡路大震災に遭遇。1998年、関西学院大学神学部入学。同大学院神学研究科博士課程前期課程修了。伝道者の道に入る。2015年、職場でトラブルを起こし、精神科病院の閉鎖病棟に入院する。現在は、東京都内の日本基督教団王子北教会の牧師を務める。主な著書に『牧師、閉鎖病棟に入る』(実業の日本社)、『街の牧師 祈りといのち』(晶文社)など。最新刊の共著に『みんな宗教2世問題』(晶文社)など。文春オンライン、プレジデントオンラインなどで執筆。
大井 健輔
(おおい・けんすけ)
1981年千葉県柏市生まれ。ハノイ貿易大学講師(ベトナム)。2016年より日本語教師として、ベトナム、ミャンマー、台湾、インドで生活し現在に至る。1996年に定時制高校に入学し2年で中退。昼は水道工事に従事。1999年に大検取得後、2004年に4年間産経新聞社の奨学生をしながら立教大学文学部史学科を卒業。同年テイケイ入社。2006年同社会長の支援で、立教大学大学院文学研究科史学専攻修士課程へ進学。文学修士(日本近代思想史)。同大大学院博士課程6年次中退。2015年『津田左右吉、大日本帝国との対決』(勉誠出版)を上梓。2020年『日本語教師放浪記』(kindle)を上梓。2021年茂木誠氏の『「保守」って何?』(祥伝社)第三部に共著者として参加し、小林秀雄、福田恆存、江藤淳、三島由紀夫、司馬遼太郎、高坂正堯、小室直樹、渡部昇一、山本七平、西部邁の項を執筆する。現在、出版予定の日本語教科書を作成中。
三浦 小太郎
(みうら・こたろう)
1960年、東京都生まれ。評論家。一般社団法人アジア自由民主連帯協議会事務局長。維新政党・新風副代表。新しい歴史教科書を作る会理事。獨協学園高校卒業。1990年代から北朝鮮の人権問題、脱北者に支援活動に取り組む。北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会代表を歴任。主な著書に『嘘の人権 偽の平和』(高木書房、2010年)、『収容所での覚醒 民主主義の堕落』(高木書房、2012年)、『渡辺京二』(言視舎、2016年)、『なぜ秀吉はバテレンを追放したのか:世界遺産「潜伏キリシタン」の真実』(ハート出版、2019年)、『ドストエフスキーの戦争論:『作家の日記』を読む』(萬書房、2019年)、『漢民族に支配された中国の本質:なぜ人口侵略・ジェノサイドが起きるのか』(ハート出版、2021年)など。『正論』、『月刊日本』、『表現者クライテリオン』などで健筆を振るう。『日本文化チャンネル桜』に出演。
有田 芳生
(ありた・よしふ)
1952年京都府生まれ。ジャーナリスト。元参議院議員。立命館大学経済学部卒業。新日本出版社を経てフリーのジャーナリスト。日本テレビ系「ザ・ワイド」コメンテーターを12年半務める。主な著書に『統一教会とは何か』(教育資料出版会、1992年)、『歌屋 都はるみ』(文春文庫、1997年)、『私の家は山の向こうーーテレサ・テン十年目の真実』(文春文庫、2007年)、『ヘイトスピーチとたたかう!』(岩波書店、2013年)、『北朝鮮 拉致問題――極秘文書から見える真実』(集英社新書、2022年)、『日本共産党100年 理論と体験からの分析』(かもがわ出版、2022年)、『改訂新版 統一教会とは何か』(大月書店、2022年)、『希望の共産党』(共著、あけび書房、2023年)など。
中北 浩爾
(なかきた・こうじ)
1968年三重県生まれ。日本政治外交史家。政治学者。一橋大学大学院教授。東京大学法学部卒業。博士(法学・東京大学)。立教大学教授などを経て、現職。主な著書に『経済復興と戦後政治――日本社会党1945―1951』(東京大学出版会、1998年)、『1955年体制の成立』(東京大学出版会、2002年)、『現代日本の政党デモクラシー』(岩波新書、2012年)、『自民党政治の変容』(NHKブックス、2014年)、『自民党――一強の実像(中公新書、2017年)、『日本共産党――「革命」を夢見た100年』(中公新書、2022年)など。2008年にイギリス・ラウトレッジ“Labor History”誌最優秀論文賞受賞。
杉谷 和哉
(すぎたに・かずや)
1990年大阪府生まれ。公共政策学専攻。岩手県立大学総合政策学部講師。京都府立大学公共政策学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(人間・環境学)。京都大学大学院文学研究科特定研究員などを経て現職。著書に『政策にエビデンスは必要なのか:EBPMと政治のあいだ』(ミネルヴァ書房、2022年)。共著に『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる:答えを急がず立ち止まる力』(さくら舎、2023年)など。
寺原 真希子
(てらはら・まきこ)
1974年生まれ。弁護士(日本/ニューヨーク州)。Marriage For All Japan 代表理事。「結婚の自由をすべての人に」訴訟東京弁護団共同代表。東京大学法学部卒業。同年、司法試験合格。2000年弁護士登録。長島・大野・常松法律事務所入所。2007年、ニューヨーク大学ロースクール修了。LL.M取得。2008年ニューヨーク州弁護士登録。メリルリンチ日本証券株式会社リーガルカウンセル(企業内弁護士)を経て、2016年、東京表参道法律会計事務所共同パートナー。2018年株式会社アドバンテッジリスクマネジメント社外取締役。2020年東京都港区教育委員。
八木 秀次
(やぎ・ひでつぐ)
1962年、広島県生まれ。憲法学者。麗澤大学国際学部教授。専攻:憲法学、思想史。早稲田大学法学部卒業。同大学大学院博士後期課程研究指導認定退学。高崎経済大学教授を経て現職。2002年、フジサンケイグループ第2回正論新風賞受賞。フジテレビジョン番組審議委員。産経新聞「正論」コラムニスト。山本七平賞(PHP研究所主催)選考委員。主な著書に『反「人権」宣言』(ちくま新書、2001年)、『国民の思想』(産経新聞ニュースサービス、2004年)、『明治憲法の思想――日本の国柄とは何か』(PHP新書、2002年)、『公教育再生』(PHP研究所、2007年)、『「人権派弁護士」の常識の非常識』(PHP研究所、2008年)、『憲法改正がなぜ必要か』(PHPパブリッシング、2013年)など。
谷口 功一
(たにぐち・こういち)
1973年、大分県生まれ。法哲学者。東京都立大学教授。東京大学法学部卒業。同大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得(修士・法学)。主な著書に『ショッピングモールの法哲学――市場、共同体、そして徳』(白水社、2015年)、『日本の夜の公共圏――スナック研究序説』(谷口功一・スナック研究会編、白水社、2017年)、『成長なき時代の「国家」を構想する—経済政策のオルタナティブ・ヴィジョン』(中野剛志編、ナカニシヤ出版、2010年)、訳書に、J・ウォルドロン『立法の復権――議会主義の政治哲学』(長谷部恭男・愛敬浩二と共訳、岩波書店、2003年)、スコット・A・シェーン『〈起業〉という幻想――アメリカン・ドリームの現実』(中野剛志、柴山桂太と共訳、白水社、2011年)など。
佐々木 俊尚
(ささき・としなお)
1961年、兵庫県生まれ。作家。ジャーナリスト。アベマプライム、ニッポン放送「飯田浩司のOK!Cozy up!」レギュラー出演。総務省情報通信白書編集委員。TOKYOFM放送番組審議委員。早稲田大学政治経済学部中退。毎日新聞記者、月刊アスキー編集部を経て、ジャーナリストとして活躍。主な著書に『キュレーションの時代――「つながり」の情報革命が始まる』(ちくま新書、2011年)、『レイヤー化する世界――テクノロジーとの共犯関係が始まる』(NHK出版新書、2013年)、『現代病「集中できあい」を知力に変える—読む力 最新スキル大全 脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す!』(東洋経済新報社、2022年)など。
濱野 靖一郎
(はまの・せいいちろう)
1977年生まれ。法政大学大学院政治学研究科博士後期課程修了。博士(政治学)、専門は日本政治思想史。海陽中等教育学校教諭などを経て島根県立大学准教授。業績として『頼山陽の思想:日本における政治学の誕生』(東京大学出版会)など。
鹿子生 浩輝
(かこお・ひろき)
1971年生まれ。九州大学法学研究科博士課程修了。博士(法学)。専門は西洋政治思想史。九州大学法学研究員助手などを経て東北大学教授。業績として『征服と自由:マキァヴェッリの政治思想とルネサンス・フィレンツェ』(風行社)『マキァヴェッリ:『君主論』をよむ』岩波新書など。
ケビン・M・ドーク
ジョージタウン大学東アジア言語学部教授。同大学神学部兼任教授。同大学東アジア言語学部長歴任。シカゴ大学博士号取得。専攻:日本近代史・思想史。著書に『日本ロマン派とナショナリズム』(柏書房)、『大声で歌え「君が代」を』(PHP)、『日本人が気づかない世界一素晴らしい国・日本』(ワック)など。英語の専門書多数。近著は”Tanaka Kotaro and World Law:Rethinking the Natural Law Outside the West(Global Political Thinkers)” 。ザビエルと日本のカトリック神学者・思想家にかんする著書・論文多数。安倍晋三元首相の著書『美しい国へ』(文藝春秋)ではドーク教授の戦没者慰霊論が紹介されている。公益財団法人国家基本問題研究所評議員など。第1回寺田真理記念日本賞受賞。
saya
横浜市出身。シンガーソングキャスター。青山学院女子短期大学英文学科卒業。2008年英国の国民的テノール歌手であるラッセル・ワトソンの来日公演(NHKホール)にゲスト出演。2011年、アルバム〈日本の心をうたう~螢の光〉を発売。2011年4月よりFMYokohamaにてレギュラー番組『ファンタジア~聴けるリゾート&スパ』でDJを2年間務める。2012年、オリジナルフルアルバム〈Fantasia〉発売。横浜関内ホールと六本木スイートベイジル139にてCD発売記念コンサートを開催。2014年4月よりFM Yokohama番組『Club Fantasia』にておもちゃの博物館館長の北原照久氏と1年間共演。2014年11月、高橋真梨子プロデューサーであるヘンリー広瀬氏プロデュースのもと洋楽カバーアルバム『エヴァーグリーンを旅して〜sayaの香り』を発売。2015年、因幡晃氏のアルバムに楽曲を提供。その他、西城秀樹氏のブラジル講演、杉田二郎氏の40周年記念ツアーなど、アーティストのソロコーラスも数多く経験。2020年にスタートしたyoutubeチャンネル「チャンネルsaya」は登録者5万人を超え、配信・ライブ共に大好評配信中。記念カバーアルバム「よりそうもの」絶賛発売中。2021年11月よりTVK神奈川テレビにて神谷コーポレーションのCM出演中。三橋TV、DailyWiLL、文化人放送局、Ajer 他各種メディアにも出演。
三木 淳
(
みき・じゅん)
1966年生まれ。立教大学卒業。日商岩井(現双日)入社。1993年から2年間ハノイ総合大学に留学する。現地駐在の傍ら、両国要人の通訳を務めている。2004年に独立。経営コンサルタント。 サンロック社代表 日本企業二百社の進出支援、各インフラ関係プロジェクトを支援。 AWL ベトナムCEO 北海道大学発スタートアップ企業 ハノイ工科大学との産学共同で小売り向けAIカメラ開発事業にも参画 。スマートクリエイティブ社代表 IT及びSAP人材候補としてハノイ貿易大学卒、ハノイ工科大学卒の優秀な人材 を日本企業に紹介。〈越日希望の轍プロジェクト〉の共同代表として社会貢献活動に従事。 ベトナム在住30年。
江崎 道朗
(
えざき・みちお)
1962年東京生。九州大学卒業。専門は安全保障、インテリジェンス、近現代史。石原慎太郎、平沼赳夫をはじめ複数の国会議員の政策担当秘書・スタッフを歴任。現在、産経新聞「正論」コラムニスト、日本戦略研究フォーラム(JFSS)政策提言委員、歴史認識問題研究会副会長を務める。オンラインサロン「江崎塾」主宰。麗澤大学国際問題研究センター客員教授。2019年、フジサンケイグループ主催第20回「正論新風賞」受賞。主な著書に『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』(PHP新書、第27回山本七平賞最終候補作)、『日本戦略と「敗戦革命」の危機』(PHP新書)、『コミンテルンとルーズヴェルトの時限爆弾』(展転社)、『知りたくないではすまされない』(KADOKAWA)、『緒方竹虎と日本のインテリジェンス』(PHP新書)、『日本外務省はソ連の対米工作を知っていた』(扶桑社)など多数。
小峰 ひずみ
(こみね・ひずみ
)
1993年、大阪府生まれ。大阪大学卒。大学在学中は倫理学研究室に所属。教師、大阪労働学校アソシエ事務員、介護士を経て、現在は執筆業。哲学カフェのファシリテーターを務め、シェアハウスの運営、デモの主催などにも携わる。論考「平成転向論 鷲田清一をめぐって」で、2021年第65回群像新人評論賞優秀作受賞。著書に『平成転向論──SEALDs 鷲田清一 谷川雁』。
山下 泰春
(やました・やすはる)
1992年大阪市生まれ。〈アレ★Club〉代表&編集者。専門は戦後ドイツ思想の傍流および戦中期ノルウェー文学。ドイツ語・英語・ノルウェー語の翻訳をこなす一方、文・画像・動画の編集も可能。また、マイナーゲームのRTA走者でもある。翻訳論文にオイスタイン・ソーレンセン「ノルウェーにおける自由主義の歴史」(大谷崇共訳,『人文×社会』第8号収録,2022)など。
永井 光暁
(ながい・みつあき)
1986年大阪市生まれ岸和田市経由大阪市育ち。〈アレ★Club〉事務局長およびジャンル不定カルチャー誌『アレ』副編集長。本業はフリーライター(お仕事ください)と実家の飲食店の手伝い仕事。趣味はカレー作りとレシピの考案。
山西 良典
(やまにし・りょうすけ)
工学者。関西大学総合情報学部准教授。立命館大学総合科学技術研究機構客員准教授。専攻:文化芸術計算機科学。名古屋工業大学大学院博士課程修了。博士(工学)。
小沢 高広
(おざわ・たかひろ)
漫画家。妹尾朝子とのユニット「うめ」で活動。『ちゃぶだい』で第39回ちばてつや賞大賞を受賞。漫画の電子書籍化のパイオニア。日本漫画家協会常務理事。
小沢 一郎
(おざわ・いちろう)
1942年生まれ。政治家。岩手県選出の衆議院議員。現在、立憲民主党所属。1969年12月、衆議院議員初当選。その後、自治大臣、国家公安委員長、内閣官房副長官、自民党幹事長、新生党代表幹事、新進党幹事長、新進党党首、自由党党首、民主党代表、民主党幹事長、国民の生活が第一代表、生活の党代表、自由党共同代表を歴任。
堀 茂樹
(ほり・しげき)
1952年生まれ。フランス文学者、翻訳家。慶應義塾大学名誉教授。主要訳書に、アゴタ・クリストフ『悪童日記』『ふたりの証拠』『第三の嘘』、アニー・エルノー『シンプルな情熱』『ある女』、ヴォルテール『カンディード』、エマニュエル・トッド『我々はどこから来て、今どこにいるのか?』など。最新刊の訳書に、カロリーヌ・フレスト『「傷つきました」戦争 超過敏世代のデスロード』。1992年、アガサ『悪童日記』『ふたりの証拠』でBABEL国際翻訳大賞新人賞受賞。1993年、『第三の嘘』で同賞大賞受賞。小沢一郎氏との対談本に『今だから小沢一郎と政治の話をしよう』など。
牧原 出
(まきはら・いずる)
1967年生まれ。東京大学法学部卒業。博士(学術)。専門は政治学、行政学。『内閣政治と「大蔵省支配」』(中央公論新社)でサントリー学芸賞受賞。『田中耕太郎』で読売・吉野作造賞を受賞。著書に『行政改革と調整のシステム』(東京大学出版会)など。
谷川 嘉浩
(たにがわ・よしひろ)
1990年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。著書に『スマホ時代の哲学』(ディスカバー・トゥウェンティワン)、『鶴見俊輔の言葉と倫理』(人文書院)、『信仰と創造力の哲学』(勁草書房)など。
勅使川原 真衣
(てしがわら・まい)
1982年生、神奈川県出身。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。BCG、ヘイ グループなど外資コンサルティングファーム勤務を経て独立。平成29年(2017年)に組織開発を専門とする、おのみず株式会社を設立し、企業はもちろん、病院、学校などの組織開発を支援する。二児の母。令和2年(2020年)から乳ガン闘病中。著書に『「能力」の生きづらさをほぐす』どく社、がある。
安藤 裕
(あんどう・ひろし)
昭和40年(1965年)神奈川県生。慶應義塾普通部、慶應義塾高等学校を経て、昭和62年(1987年)、慶應義塾大学経済学部を卒業。大学卒業後、相模鉄道株式会社に入社。平成7年(1995年)、税理士を目指し税理士事務所に転職。平成9年(1997年)、税理士試験に合格。平成10年(1998年)に税理士事務所を開設し独立。平成24年(2012年)、京都6区にて自由民主党から初出馬し当選。以後、内閣府大臣政務官、復興大臣政務官、衆議院法務委員会理事、自民党政務調査会総務部会長代理、憲法改正推進本部幹事等を歴任。また「日本の未来を考える勉強会」を立ち上げ、会長に就任した。令和3年(2021年)の総選挙を機に、自由民主党を離れる。令和5年(2023年)に政治団体「赤字黒字」を設立し代表に就任。著書に『「稼ぐ」社長の経理力』(明日香出版社)がある。
荒木 聖一朗
(あらき・せいいちろう)
平成13年(2001年)奈良県出身、近畿大学経済学部在学中。東日本大震災、福島第一原発事故を契機として社会課題や時事問題に興味を持ち始める。奈良県高校生議会に登壇するなど精力的に活動する一方、現場の努力では如何ともし難い日本経済の長期停滞に対して、マクロ面での財政・金融・労働政策の必要性を痛感。大学では財政と地方経済の関連性について研究している。
ホリィ・セン
京都大学大学院博士課程。社会学専攻。研究テーマは親密性、シェア居住。2012年に京大で「サークルクラッシュ同好会」を創設。2019年に批評誌『メンヘラ批評』を発行。2021年に「ゼロ年代研究会」を共同で創設。シェア居住関連の活動として、2015年にシェアハウス普及を目的とする団体「サクラ荘」を立ち上げ、自身もシェアハウスに居住中。サクラ荘メンバーの3人と共に2023年にルームシェアの仲介などを中心とする不動産会社「ShuJu不動産」を起業し、代表を務めている。Twitter:@holysen
佐藤 健志
(さとう・けんじ)
評論家・作家。1966年、東京都生まれ。東京大学教養学部卒業。1989年、戯曲『ブロークン・ジャパニーズ』で文化庁舞台芸術創作奨励特別賞。長編小説『チングー・韓国の友人』(新潮社)を経て、1992年の『ゴジラとヤマトとぼくらの民主主義』(文藝春秋)より、作劇術の観点に基づいて時代や社会を分析する独自の評論活動を展開。この分析は21世紀に入り、政治、経済、歴史、思想、文化などの多角的な切り口を融合した、戦後日本、さらには近代日本の本質をめぐる体系的な探求へと成熟する。主著に『感染の令和』(KKベストセラーズ)『平和主義は貧困への道』(同)『右の売国、左の亡国 2020sファイナルカット』(経営科学出版)『夢見られた近代』(NTT出版)『本格保守宣言』(新潮新書)『僕たちは戦後史を知らない』(祥伝社)など。共著に『国家のツジツマ』(VNC)『対論「炎上」日本のメカニズム』(文春新書)、訳書に『新訳 フランス革命の省察』(PHP文庫)『コモン・センス 完全版』(PHP研究所)がある。
所 功
(ところ・いさお)
昭和16年(1941)、岐阜県生。日本法制史家。京都産業大学名誉教授。京都宮廷文化研究所特別顧問。名古屋大学大学院修士課程修了。皇學館大学助教授、文部省教科書調査官を経て、京都産業大学教授、皇學館大学特別招聘教授、モラロジー道徳教育財団研究主幹・教授を歴任。法学博士(慶應義塾大学・日本法制史)。主な著書に『平安朝儀式書成立史の研究』、『宮廷儀式書成立史の再検討』、『年号の歴史――元号制度の史的研究』、『三善清行』、『皇室の伝統と日本文化』、『歴代天皇の実像』、『皇室に学ぶ道徳教育』、『天皇の歴史と法制を見直す』など多数。
久禮 旦雄
(くれ・あさお)
昭和57年(1982)、大阪府生。日本法制史家。京都産業大学准教授。京都大学大学院博士課程修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員、モラロジー道徳教育財団研究員を経て、現職。主な著書に『境界を越えるもの『出雲国風土記』の鬼と神』、『怪異学の可能性』(共著)、『怪異学入門』(共著)、『続日本紀と古代社会』(共著)、『祭祀研究と日本文化』(共著)、『元号 元号から読み解く日本史』(共著)、『元号読本』(共著)、『皇位継承の歴史と儀礼』(共著)、『怪異学講義』(共著)など多数。
山本 直人
(やまもと・なおと)
昭和48年(1973年)埼玉県生。栃木県出身。2002年東洋大学大学院文学研究科国文学専攻博士後期課程修了。博士(文学)現在、東洋大学文学部日本文学文化学科非常勤講師、よみうりカルチャー講師、よみうりカルチャー講師、一般財団法人日本学協会専任研究員ほか。著書に『亀井勝一郎』(ミネルヴァ日本評伝選)、『敗戦復興の千年史』(展転社)、分担執筆に『日本ロ浪漫派とアジア』(晃洋書房)ほか。
神谷 光信
(かみや・みつのぶ)
昭和35年(1960年)神川県生。2017年放送大学大学院文化科学研究科人文学専攻博士後期課程修了。博士(学術)。現在、関東学院大学キリスト教と文化研究所客員研究員。著書に『村松剛』(法政大学出版局)、『須賀敦子と9人のレリギオ』(日外アソシエーツ)、『評伝鷲頭繁雄』(小沢書店)。
板東 洋介
(ばんどう・ようすけ)
昭和59年(1984年)兵庫県生。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。専攻は日本近世思想史。日本学術振興会特別研究員(PD)、東京大学大学院人文社会系研究科研究員、皇學館大学文学部神道学科准教授を経て、現在は筑波大学人文社会系准教授。著作に「和歌・物語の倫理的意義について─本居宣長の「もののあはれ」論を手がかりに」で日本倫理学会和辻賞(論文部門)受賞。主な著書に『徂徠学派から国学へ 表現する人間』(ぺりかん社、サントリー学芸賞(思想・歴史部門)、日本思想史学会奨励賞受賞)、『谷崎潤一郎』(清水書院)、『和辻哲郎の人文学』(分担執筆、ナカニシヤ出版)ほか。
福岡 孝成
(ふくおか・たかしげ)
1976年生まれ。アメリカ合衆国オレゴン州コーバリス出身。東京育ち。仕事は介護福祉士。福岡孝弟の直系玄孫。趣味はゲーム、音楽鑑賞、美術鑑賞、観劇、歴史。子孫として福岡孝弟を顕彰している。
青山 繁晴
(あおやま・しげはる)
昭和27年(1952年)神戸市生まれ。慶大文学部中退、早大政経学部卒。共同通信社で事件記者や経済記者を務めたあと、政治部へ。首相官邸や自民党、防衛庁(当時)、外務省を担当し昭和天皇の吐血や新防衛大綱、安保再定義の日米共同宣言などをいずれもスクープ。ペルー事件でリマに特派された後、依願退社、三菱総合研究所の研究員に迎えられ、安全保障・外交から金融・経済までを包括する国家戦略の立案に携わる。2002年春、三菱総研時代の「仲間」と共に、日本で初めての独立系、すなわち旧財閥や銀行、証券会社などのヒモ付きでないシンクタンクとして独立総合研究所を創立、代表取締役社長・兼・首席研究員に就任。講演や執筆活動のほか、テレビ・ラジオ番組に参加した。2016年6月代表取締役社長および首席研究員を退任し、同年7月参議院議員に当選。2022年7月再選。著作には昨年に10月発売された新書「戦 TELL-ALL BOOK」(ワニブックスPLUS新書)、小説第3作「夜想交叉路」(扶桑社)、記念碑的ロングセラー「ぼくらの祖国」(扶桑社)などがある。
大場 一央
(おおば・かずお)
大場一央
1979年北海道札幌市生まれ。早稲田大学教育学部教育学科教育学専修卒業。早稲田大学大学院文学研究科東洋哲学専攻博士後期課程中途退学。博士(文学)。現在、早稲田大学非常勤講師。専門は中国思想史、日本思想史、陽明学、水戸学。著書に『心即理ー王陽明前期思想の研究』(汲古書院、2017)、『武器としての「中国思想」』(東洋経済新報社、2023)他。
浜崎 洋介
(はまさき・ようすけ)
浜崎洋介
1978年生まれ。日本大学藝術学部卒業。東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻博士課程修了。博士(学術)。文芸批評家、京都大学大学院特定准教授、『表現者クライテリオン』編集委員。著書に『福田恆存 思想の〈かたち〉―イロニー・演戯・言葉』(新曜社)、『反戦後論』(文藝春秋)、『三島由紀夫—なぜ、死んでみせねばならなかったのか』(NHK出版)。『小林秀雄の「人生」論』(NHK新書・山本七平賞奨励賞)。共著に『アフター・モダニティ―近代日本の思想と批評』(北樹出版)、『西部邁 最後の思索「日本人とは、そも何者ぞ」』(飛鳥新社)、『AI支配でヒトは死ぬ。―システムから外れ、自分の身体で考える』(ビジネス社)など。編著に福田恆存アンソロジー三部作『保守とは何か』『国家とは何か』『人間とは何か』(共に文春学藝ライブラリー)など。近著に『ぼんやりとした不安の近代日本―大東亜戦争の本当の理由』(ビジネス社)がある。
三宅 香帆
(みやけ・かほ)
三宅 香帆
1994年生まれ。文芸評論家。京都市立芸術大学非常勤講師。京都大学人間・環境学研究科博士前期課程修了。小説や古典文学やエンタメなどの幅広い分野で、批評や解説を手がける。著書『人生を狂わす名著50』『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』等多数。
岩井 秀一郎
(いわい・しゅういちろう)
岩井秀一郎
1986(昭和61)年生まれ。2011(平成23)年日本大学文理学部史学科卒。2017(平成29)年『多田駿伝』でデビュー。同作で第26回山本七平賞奨励賞を受賞。他の著書に『渡辺錠太郎伝』(小学館)、『永田鉄山と昭和陸軍』『一九四四年の東條英機』『最後の参謀総長 梅津美治郎』(以上祥伝社)、『服部卓四郎と昭和陸軍』『今村均 敗戦日本の不敗の司令官』(以上PHP研究所)がある。
古川 隆久
(ふるかわ・たかひさ)
古川隆久
1962年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科国史学専攻博士課程修了(博士(文学))。〔広島大学講師、横浜市立大学助教授などを経て2006年から〕日本大学教授。専門は日本近現代史。著書に『昭和戦中期の総合国策機関』(吉川弘文館)、『昭和天皇』(中公新書)、『政党政治家と近代日本』(人文書院)ほか多数。
牛村 圭
(うしむら・けい)
牛村圭
1959年生まれ。東京大学大学院(比較文学比較文化)シカゴ大学大学院(歴史学)各博士課程修了。博士(学術)。専門は比較文学、比較文化論、文明論。著書に『「文明の裁き」をこえて 対日戦犯裁判読解の試み』(中公叢書、第10回山本七平賞)、『ストックホルムの旭日 文明としてのオリンピックと明治日本』(中公選書)、編著に『戦争と鎮魂』(晃洋書房)など。
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